特集
「棚田に恋」って?
歴史を紐解けば、棚田は自然と人々の営みのそばにありました。しかし時代は常に変化します、暮らしも食べ物も人も。その変化を受けて棚田の周辺の生活も変わってきました。過疎化、高齢化、農業離れ。それでも、遙か昔の日本から、悠久の時を経て今に姿を残すのは、棚田を守る人々の絶え間ない努力があるからこそだと思います。
さて、ここで「恋」とはいったいなんでしょうか。仮に何かを想い、触れてみてみたくなることだとしたら、まさに棚田は恋する相手だと言えるでしょう。
美しい風景・歴史・食べ物、棚田のある周辺にはたくさんの魅力がちりばめられています。恋する相手と巡ったり、美しい風景にときめいたり、美味しいものを食べてほっこりしたり。
そんな「棚田」の魅力をすこしでも伝えられたら嬉しいです。
(https://www.nou-navi.maff.go.jpより抜粋)
「棚田カード」について
棚田は、国土の保全、水源かん養などの多面的機能を有する国民共有の財産です。しかし、厳しい耕作条件等を背景に棚田の保全が難しくなってきています。このような棚田地域を応援したいという想いから、農林水産省は、都道府県の担当者に呼びかけ、平成30年秋、棚田カードプロジェクトチームを立ち上げました。本プロジェクトチームにおいて、棚田地域を盛り上げ、活性化させる手段として、令和元年7月、全国の棚田を紹介する棚田カードの第1弾を作成しました。
この棚田カードには、棚田を御存知の方はもちろん、棚田を知らない方や馴染みのない方にも棚田の魅力を「行って」「見て」「知って」もらいたい、そして、棚田を含む地域活性化に役立ってほしいという想いを込めています。
(https://www.maff.go.jpより抜粋)
「棚田オーナー制度」とは
オーナー制度というのは、都市住民に直接耕作に関わってもらいながら棚田を保全していく方法をとる制度です。色んなタイプがあって、まずは農業体験がメインの型から始めるのが定石ですが、地域に合う形を見つけください。
<オーナー制度の基本的な仕組み>
①まず、行政と連携して、春前に次年度のオーナーを募集します。オーナー数は30組前後が多いです。
②応募者は、都市住民を含む地域内外の人たち。個人・グループ・会社など、単位は様々です。オーナーになると、3万円程度の会費を払って、1a程度の一定区画の水田を割り当てらます。
③オーナーは年に数回来訪して、地元農家たちの指導を受けながら、田植え、草刈り、稲刈りなどの作業を行います。
④その区画で穫れたお米がオーナーのものになります。最低収量保証をしているところもあります。
(https://www.nou-navi.maff.go.jpより抜粋)