「つなぐ棚田遺産」感謝状贈呈式が開催されました
本年度、農林水産省により、棚田地域の振興をより一層進めて行くために、棚田地域の振興等に貢献する企業・大学等の取組実績を評価し、棚田地域における多様な主体と連携や協力を促進することを目的として、「つなぐ棚田遺産」感謝状贈呈の取組が実施されました。(国HP:https://www.maff.go.jp/j/nousin/tanada/kansyajyosentei.html)
本県からも、棚田の振興に資する取組を行う企業として、「酒谷むらおこし株式会社」と「宮崎梅田学園株式会社」の2社が選定され、令和5年3月9日に贈呈式を執り行いました。
【感謝状贈呈企業】
〇未来へつなぐ部門(主に取組年数を考慮)
酒谷むらおこし株式会社(道の駅 酒谷)
宮崎県を代表する棚田でもある日南市の「坂元棚田」のサポート企業。
平成9年に直売所としてオープンしてから、棚田米や棚田で採れた農産物の販売、情報発信、棚田オーナー制度のサポート等、約25年間坂元棚田の振興に寄与しています。
〇クリエイティブ部門(新しく独創的な取組を考慮)
宮崎梅田学園株式会社
自動車学校の閑散期を利用して、田んぼアートでも知られる高千穂町の川登棚田群(栃又の棚田)で営農をしながら、水路の泥上げや草刈りといった集落の共同作業や、田んぼアート等イベントへの参加、棚田オーナー制度を実施しています。作った棚田米は、自社のホテルでも提供され、大変好評であるとのことです。
感謝状を贈呈された企業の皆さま、大変おめでとうございました
〈つなぐ棚田遺産とは〉
「つなぐ棚田遺産」は、農林水産省において、棚田地域の振興に関する取組を積極的に評価し、国民に棚田地域の活性化や棚田の有する多面的な機能に対するより一層の御理解と御協力をいただくことを目的として認定されました。
本県からは、13の棚田が「つなぐ棚田遺産」として認定されています。